棒を浸す芳香剤、1歳児が誤飲して肺炎に トイレに設置

小林未来
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 国民生活センターは8日、木製の棒などを浸して香りを広げる芳香剤「リードディフューザー」で、1歳の男児が容器内の芳香液を誤飲する事故があったと発表した。センターは同様の事故が他にも起きているとして注意を呼びかけている。

 センターに寄せられた医師からの情報によると、男児は昨年11月、トイレにあったリードディフューザーを誤飲し、激しいせきや嘔吐(おうと)、40度の発熱といった症状が出た。化学性肺炎を起こし、肺の一部が空洞になっていたという。男児は現在も通院しているという。

 同センターによると、リードディフューザーは開口部が大きく空いているものが多く、きれいなボトルや長い棒が子どもの興味を引きつける傾向があるとして、乳幼児の手や目が届かないところで使用してほしいと呼びかけている。

 消費者庁国民生活センターが全国30病院に呼びかけ、消費生活上の事故情報を集めている「医療機関ネットワーク」によると、2010年12月からの10年間で、3歳以下の乳幼児に関する、リードディフューザーも含めた液体芳香剤に関する事故情報が31件。うち誤飲・誤嚥(ごえん)が28件で、年齢別では1歳児が最も多く15件だった。(小林未来)