九州電力の出力抑制、昨年度減少 原発稼働の影響は

有料会員記事

北川慧一
[PR]

 九州電力による太陽光発電など再生可能エネルギーの受け入れを止める出力抑制は2020年度、前年より14回少ない60回だった。下半期は前年同期から半減し、九電は昨年9月に運用を見直した成果が出たなどと説明する。だが、原発がフル稼働に戻った今年3月は前年に近い水準だった。

 出力抑制は、電力が余った際、需給バランスが崩れることによる大規模停電を防ぐために実施する。20年度は上半期が41回、下半期が19回で、計60回だった。

 冷暖房の需要が減る春や秋、太陽光の発電量が増える好天の日に抑制が必要になることが多い。原発の発電維持が優先されるため、原発の稼働率が高いと抑制につながる。20年度は川内原発鹿児島県薩摩川内市)がテロ対策施設の完成の遅れで春から冬にかけて運転を停止。秋には運転中が玄海原発佐賀県玄海町)の1基だけだったことも抑制回数の減少につながったとみられる。

 だが、原発がフル稼働に戻っ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。