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「命削ることになる」 高齢者医療費2割負担、審議入り

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久永隆一、滝沢卓
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 一定以上の収入がある75歳以上の高齢者を対象に病院などの窓口で支払う医療費負担を1割から2割に引き上げる法案の審議が8日、国会で始まった。対象となる人たちからは不安の声が漏れる。

 「病院に行くのと、食費を減らさないといけない。自分で自分の命を削ることになるんじゃないかな」

 都内に住む石塚恵章(しげあき)さんはこう話す。2019年11月に脳梗塞(こうそく)を発症してから、定期的に脳の画像を撮る検査を受けてきた。

 昨年9月に75歳を迎え、自己負担は2割から1割に減った。3カ月後の12月に受けた脳梗塞の検査では自己負担額は3400円。加えて、薬の自己負担額は6960円かかった。

 同じ月に政府は、75歳以上の夫婦世帯で年金などの年収が320万円以上なら、22年度後半から2割負担に引き上げる方針を決めた。75歳以上で2割負担になるのは約370万人とされている。石塚さんも、その一人になる見通しだ。

 引き上げ後、最初の3年間は…

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