コロナに負けるな、在阪4オケ 生を渇望するファン

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編集委員・中村俊介
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 依然としてやまないコロナ禍に、関西のクラシック界の苦境も続く。一方で、この春ほど在阪4オーケストラの存在感や音楽人の意地と粘りを改めて実感したシーズンもなかったように思う。

 昨年来、関西の演奏会は軒並み延期や中止に追い込まれた。大阪フィルハーモニー交響楽団関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、そして大阪交響楽団の4楽団がフェスティバルホール大阪市)に集う2020年度の「大阪国際フェスティバル」の競演も、ご多分に漏れず延期に。この3月、ほぼ1年遅れで開催にこぎ着けたが、結果的に4月17日の今年度分と連続することになってしまった。

 それぞれが交響曲を出し合い、4時間余りに及ぶヘビーな内容。それが時をおかずに続くのだから、聴く側も集中力の維持が大変だ。が、生の実演を渇望するファンの思いは、それをも上回った。

 3月公演はベートーベン尽く…

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