天然記念物ケナガネズミの死骸が見つかる 猫が捕食か

奄美通信員・神田和明
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 鹿児島県奄美大島の集落内で2月中旬、国の天然記念物ケナガネズミの死骸が見つかった。環境省の調べによると、猫に捕食された可能性が高いという。同省は「希少種の生息地に近い集落では飼い猫の適正な飼育を」と呼びかけている。

 環境省奄美群島国立公園管理事務所によると、ケナガネズミの死骸は2月13日、胴体のみの状態で見つかった。死骸から猫のDNAが検出されたという。

 同省は、死骸発見時の状況などから、屋外で飼育されている飼い猫か野良猫が、集落近くに現れたケナガネズミを捕食したのではないかと推測している。

 ケナガネズミは奄美大島徳之島沖縄本島北部だけに生息する日本産最大のネズミ。世界自然遺産をめざす奄美大島では希少種を守るため、山中で野生化したノネコの捕獲や、ノネコの発生源対策として飼い猫の適正な飼育などの対策が進められている。(奄美通信員・神田和明)