百貨店・丸栄の壁を飾ったモザイク画、博物館で復元展示

有料会員記事

戸村登
[PR]

 2018年6月の閉店後に解体された名古屋・栄の百貨店「丸栄」本館の外壁壁画の一部が復元され、愛知、岐阜両県の博物館で公開されている。戦後日本を代表する建築家、村野藤吾の代表的な建築物の一つで、陶製タイルやモザイクタイルで彩られた壁画は、老舗百貨店のシンボルだった。

 復元したのは、愛知県常滑市のINAXライブミュージアムと、岐阜県多治見市の市モザイクタイルミュージアム。いずれもタイルを収蔵する博物館で、後世に残したいと、壁画の譲渡を丸栄側に申し出た。19年6月ごろ、解体中の工事現場から、希望する場所の壁画を譲り受けた。

 ともに復元には手間取ったという。当初はタイルがついたまま壁の一部を切り取る保存方法を考えていたが重量があり、断念。そこで外壁からモルタルごとタイルを少しずつ取り外し、一つひとつに番号を振り、図面や写真を参考に復元した。

 INAXライブミュージアムの壁画は1・8メートル四方。ミュージアムを運営するリクシル(東京)の前身、伊奈製陶(愛知県常滑市)のモザイクタイルが使われている部分を中心に譲り受けたという。

 後藤泰男・主任学芸員は「日…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら