愛媛県職員、20人以上の会食16件 知事は給与返納へ

新型コロナウイルス

伊東邦昭
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 愛媛県は、松山市の繁華街で新型コロナウイルスの感染者集団(クラスター)が確認された3月23日以降、県職員20人以上が参加した送別会の会食が16件あったことを、9日公表した。職員に「会食は4人以下」とすることなどを求めた3月25日以降も7件あったという。

 中村時広知事は「県民に対し、心からおわびする」と陳謝し、自身の給与を全額(1カ月)、2人の副知事の給与を1割(同)、それぞれ返納すると発表した。会食のあった課の管理職は厳重注意とする。

 県では3月23日、松山市の繁華街の飲食店でクラスターが発生。このクラスターでの陽性者は4月8日現在で200人に上っている。

 県によると、3月24日夜、市町振興課が総務省から出向していた課長らを送る会を、道後温泉(松山市)のホテルで開いて30人が参加するなど、20人以上の会食が23日と24日に計9件あった。

 県は25日から独自に設けた警戒レベルを「特別警戒期間」に引き上げ、中村知事は当日の会見で「県職員には、日常的な会食は基本的に4人以下、4月以降の歓迎会は10人以下にするよう厳命する」と説明。県民にも宴会やカラオケなどを控えるよう呼びかけた。ところが、25日以降も県職員による20人以上の会食が7件確認されたという。

 県は4月8日から2週間、県の警戒レベルを最高の「感染対策期」にし、松山市民に不要不急の外出自粛などを要請している。中村知事は大勢での会食について、「県民から何を言われても申し訳ないとしか言いようのない事実」と謝罪した。(伊東邦昭)

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