証拠品の覚醒剤持ち帰る、警部を処分 「処理が面倒」

山田暢史
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 自身が担当した事件の証拠品や捜査書類を自宅などに長年放置したとして、埼玉県警は東入間署地域課の課長代理だった男性警部(60)を停職6カ月の懲戒処分にし、9日発表した。処分は3月31日付で、警部は同日定年退職した。また県警は、警部が証拠品の覚醒剤なども自宅に持ち帰っていたとして覚醒剤取締法違反(所持)などの疑いで9日に書類送検した。使用の事実はないとしている。

 監察官室によると、処分理由は2003年以降に取り扱った事件の捜査書類や証拠品を自宅や自身の車に保管したというもの。警部は「処理が面倒だった」などと話しているという。自宅納戸からは熊谷署生活安全課に勤務していた03年に取り扱った事案で任意提出を受けた証拠品の覚醒剤や注射器などが入った茶封筒も見つかった。鑑定する必要があったが怠っていたという。今年3月、同僚に預けた紙袋に捜査書類が入っていたことから発覚した。

 県警の荻野長武首席監察官は「大変遺憾。職員に対する指導を徹底し、再発防止に努めます」とのコメントを出した。(山田暢史)