バルセロナ・デヨングのこだわり クラシコを前に決意

吉田純哉
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 サッカーのスペインリーグが終盤戦に向かっている。2季ぶりの優勝をめざすバルセロナは10日、宿敵レアル・マドリードとの一戦「クラシコ」を迎える。そのバルセロナを今季支えているのが、MFフレンキー・デ・ヨング(23)だ。移籍金「100億円」で移籍した新星が大一番を前に語った。

 オンラインで朝日新聞などとの取材に応じたデ・ヨングは爽やかな笑顔を見せながらも、その言葉は力強かった。「クラシコはいつだってプレッシャーがかかる。優勝という目標に近づくので勝ちたい」

 バルセロナは20勝4敗5分で現在2位につける。首位のアトレチコ・マドリードを勝ち点差1で追い、2連覇をねらう3位のレアル・マドリードとは勝ち点差2しか離れていない。

 デ・ヨングは2019年夏に、母国オランダアヤックスからバルセロナに加入した。移籍金は7500万ユーロで、ボーナスを含めると8600万ユーロ(約112億円)という高額で話題となった。

 2シーズン目となる今季、リーグ戦全てに出場し、バルセロナに欠かせない存在となっている。

 身長180センチ、体重74キロと細身にも映るが、足元の高い技術とパス能力で、同じオランダ人のクーマン監督から信頼を勝ち取っている。

 本職は守備的MF。「MFが好きだ」とこだわりを見せながらも、攻撃的MF、そしてDFピケが負傷するとセンターバックまで務めるなどマルチな活躍を見せる。

 前半戦で4敗を喫して、バルセロナは今季出遅れた。コロナ禍の中での開幕となり、デ・ヨングは「(監督交代など)多くの変化があったけれども、シーズンオフがなく、シーズン当初は新しいチームに慣れる時間がなかった」と振り返る。

 後半戦、チームは調子を取り戻しており、現在6連勝中だ。10日のクラシコは覇権奪回には譲れない一戦となる。昨年10月のリーグ戦ではホームで1―3と敗れた。今度こそ、と若き大黒柱は意気込む。(吉田純哉)