五輪選手に優先接種報道、広がる批判 政府の反応は?

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小野太郎
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 東京五輪パラリンピックの日本選手に新型コロナワクチンを優先接種する案が浮上――。複数のメディアが報じたそんな内容に、SNSなどで「政府は高齢者より五輪を優先するのか」などと批判が広がっている。野党からも苦言を呈され、関係閣僚らが「優先接種案」を否定する事態に発展している。

 きっかけは4月7日夜に流れた共同通信による「政府、五輪、パラ選手への優先接種検討」などの報道。五輪が開幕する7月を見据え、五輪選手について6月下旬までに2回の接種を終える日程を想定していることを、政府関係者が明かしたと報じられた。

 これに対し、SNS上などで、優先的に接種される高齢者らに五輪選手を「割り込ませる」形になるとの見方が上がった。「計画をねじ曲げてまでコロナ五輪開催か」「なりふり構わずとはこのこと」などと、批判が拡大した。

 スポーツ庁によると、大会に出場する日本人選手は、現時点で五輪が約600人、パラリンピックが約250人と想定されている。一方、ワクチンの接種をめぐっては、確保が難航していることから、接種計画は綱渡りになっている。

 2月17日から医療従事者(約470万人)向けで始まり、ようやく12日からは65歳以上の高齢者(約3600万人)に対象が広がる。今後、基礎疾患のある人(約1030万人)なども控えており、政府は段階的に対象者を広げていく方針だ。

「組んずほぐれつの競技も」

 ただでさえ、コロナ禍での五…

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