香港、デモ関連の逮捕者1万人超 警察の締め付け如実に

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広州=奥寺淳
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 香港の逃亡犯条例改正案をめぐる2019年以降の反政府デモに関係する逮捕者が、これまでに1万242人にのぼったことが、司法当局が8日に立法会(議会)の財政委員会に提出した資料で明らかになった。繰り返された大規模デモに、警察が催涙弾発射するなどして厳しく取り締まった「爪痕」の深さが改めて浮き彫りとなった。

 司法当局が議員の質問を受けて提出した資料によると、逮捕者数は19年~今年2月末までに、香港の裁判所が逃亡犯条例に関して処理した1752件に関与したとして逮捕された人数の合計。このうち約720人が暴動罪で起訴されるなど、2521人に起訴などの司法手続きがとられた。ただ現時点でも7割以上の容疑者の手続きが進んでいないという。

 逮捕者には、中国共産党に批判的な香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏や、香港の中国返還前から民主化運動を率いてきた元民主党主席の李柱銘(マーティン・リー)氏らも含まれる。黎氏らは、当局が許可していない19年8月のデモを組織して参加したとして逮捕。今年4月の裁判で有罪と認定され、16日に量刑が言い渡される見通し。このデモには市民が集合場所の公園に入りきらないほど集まり、デモの参加者は約170万人(主催者発表)に上った。

 また、公務員事務局が立法会…

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