シーズン途中での監督交代は、サッカークラブが追い込まれた末の手段でもある。下位4チームが自動降格する今季、最下位に沈んでいる横浜FCはJ1で最初となる監督解任に踏み切った。後を引き受けた者にとっても厳しい状況は同じだ。早川知伸・新監督(43)は9日にあったオンラインでの就任会見で、「託された使命は残留。引き受けるときに、次は解任か辞任しかないと覚悟を決めた。クラブで最後の使命と位置づけている」と決意を語った。
2010年に横浜FCで現役を引退。その後、指導者の道を歩み始めたが、選手時代から数えるとクラブ在籍は19年目となる。「自分を成長させてくれたクラブへの感謝、覚悟、決意を持って引き受けた」と心情を明かした。
最初に就任の打診を受けたのは5日だったという。この時点でチームは6敗1分け。「びっくりした。まさか自分だとは思っていなかった。えっ?という感じだった」
7日夜の広島戦で覇気のない…
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