金色に輝く武田信玄像 生誕500年に合わせてお色直し

永沼仁
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 武田信玄の菩提(ぼだい)寺の恵林寺(山梨県甲州市)のそばにある観光施設「信玄館(やかた)」に9日、金色に輝く信玄公像がお目見えした。JR甲府駅前にある銅像の原型で、施設側が生誕500年に合わせて塗り直した。「コロナ禍に元気と希望を届けたい」との思いを込めた。

 甲府駅前の信玄公像は高さ約3・1メートルの銅像。武田信玄公奉賛会が資金を集め、彫刻家の故・宮地寅彦さんが制作した。1969年に市に寄贈され、市民に親しまれている。

 信玄館の像は、この銅像の原型で、韮崎市の武田八幡宮に保存されていた。先代が譲り受け30年以上にわたり施設の入り口に展示してきた。

 今年が信玄公の生誕500年にあたることから、2年ほど前に「お色直し」を計画。銅像と同じ色だったが、近くに黒川金山があることから金色に塗り直すアイデアを思いついた。

 その後、新型コロナウイルスの感染が拡大。大型バスの団体客の利用が多かった施設は打撃を受け、昨年2月から、それまでの1割程に売り上げが落ち込む状態が続く。

 「金色に変えることに迷いもあったが、苦しい状況の中で希望が湧き、パワーを与える色だと思うようになった」。山野壮仁社長(65)は振り返る。

 春になって観光客が増えると見込んでいたが、東京都への「まん延防止等重点措置」の適用が決まった。「これでゴールデンウィークの集客も難しくなったが、なんとか我慢したい」と前を向く。

 信玄館では、今回のお色直しなどの費用の一部をクラウドファンディングで5月10日まで募集している。目標金額は450万円。問い合わせは同館のホームページ(https://www.shingenyakata.com/別ウインドウで開きます)へ。(永沼仁)