エヴァ聖地で展示、カップ麺と獺祭の解説も 作品に登場

太田原奈都乃
[PR]

庵野秀明監督の生い立ちを紹介

 アニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の大ヒットで注目を集める山口県宇部市で10日、地元出身の総監督・庵野秀明さんの生い立ちや過去のエヴァ・シリーズ作品などを紹介するパネル展が始まった。映画では市内の風景が数多く登場し、「聖地巡礼」に訪れるファンが相次いでおり、関係者は知名度アップにつながればと期待を寄せている。5月31日まで。

 パネル展は、映画の制作に協力した宇部フィルムコミッションの主催。会場は同市常盤町1丁目の「TOKiSMA(トキスマ)」で、ラーメン店「中華そば 一久」のカップ麺日本酒「獺祭(だっさい)」など映画に登場する山口ゆかりの場面の解説のほか、映画の制作チームがロケハンする様子の写真など約20枚のパネルが展示されている。市内に住む中学3年の浜野愛梨さんは「改めて映画のシーンを思い出して盛り上がった。なじみの景色がこんなに登場するなんて夢にも思っていなかったのでうれしい」と話していた。

 宇部市は瀬戸内有数の臨海工業地帯だが、市は2010年代以降、地域資源を活かした観光戦略を展開。19年は年間観光客数が過去最多の182万人を記録した。昨年は新型コロナの影響で冷え込んだが、市観光・グローバル推進課によると、3月の映画公開後は市に映画の舞台となった場所についての問い合わせが相次いでいるという。

 エヴァ旋風にあやかり、市は現在、エヴァ・シリーズに関連した観光施策の検討を進めている。宇部観光コンベンション協会の村田枝里夏さん(29)は「宇部の魅力を県内外の多くの人に伝え、交流人口の増加につなげていけるよう市と協力したい」と話す。

 午前10時~午後6時半、水曜定休。詳細は宇部フィルムコミッション(0836・34・2050)へ。(太田原奈都乃)