大規模風力発電所、心配の声相次ぐ 糸島市で住民説明会

鳥居達也
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 福岡県糸島市と市境を接する佐賀県唐津市の脊振山系で計画されている大規模風力発電所についての住民説明会が10日、糸島市であった。

 計画は、大和エネルギー(大阪市)が高さ最大約159メートルの風力発電機8~10基を建設するもの。2024年度着工、26年度稼働を予定し、同社は環境影響評価環境アセスメント)の方法書縦覧と意見受け付けを行っている。

 環境アセスメントに基づく糸島市での住民説明会は1月に続いて2回目で、この日は市民ら約70人が参加。同市は事業区域から外れたが、参加者からは「風車の超低周波音で子どもたちの健康被害が心配」「保安林が伐採され土砂災害のリスクが高まる」などの心配の声が相次いだ。

 一方で「電気を作るのは佐賀県だけでいいということか。再生可能エネルギーに反対する理由が分からない」という声もあった。

 同社は10月ごろまでに方法書の一連の手続きを終え、現地調査に入りたいとしている。(鳥居達也)