「小さな今井大賞」の入賞作が本に

大谷秀幸
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 鳥取県米子市にある今井書店グループの出版社「小さな今井」が創設した第1回小さな今井大賞で、今年1月に選ばれた小説部門の入賞作が本になり、10日に完成発表会があった。

 大賞に選ばれた米子市の小説家、長谷川雅人さん(27)の「孤どもたちへのクロッキー」と、特別賞の、米子市の作曲家、石田光輝さん(71)の「あの頃のままに~遠回りしたエレキ小僧~」は単行本(各1430円)として販売される。30歳未満を対象にしたU―30短編賞は、「小さな10の宝箱」として、10作品それぞれが小型の本になってケースに入り、2200円で販売する。

 特別支援学校を舞台に、青春小説に仕立てた長谷川さんは「うれしい半面、我が子が旅立っていくようでさみしい」。再結成した高校時代のバンドのことなど、自伝小説を描いたという石田さんは「コロナ禍で時間ができたので、自分のことを書いてみようと思った」。U―30短編賞入賞者の1人で米子市の文月リュウさん(28)は「すてきな1冊になった。作ってもらった重みを感じる」と話した。10日から今井書店や地域の書店のほか、ネットでも販売している。第2回は準備中だという。(大谷秀幸)