福岡県知事選、11日投開票 小川県政の継承など争点

山田佳奈、神野勇人
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 小川洋前知事の辞職に伴う福岡県知事選は11日、投開票日を迎える。候補者らは10日、都市部を中心に支持拡大を呼びかけ、最後の訴えに熱を込めた。小川県政の継承の是非や、新型コロナウイルス対策を主な争点に17日間の選挙戦を終えた。前回42・72%だった投票率にも注目が集まる。

 立候補しているのは、いずれも無所属新顔で、元福岡市議の星野美恵子氏(70)=共産支持=と、元副知事の服部誠太郎氏(66)=自民、立憲、公明、社民、県農政連推薦。

 星野氏は10日、地元の福岡市内の繁華街を中心に街頭演説を繰り返した。JR吉塚駅前での演説では、県のコロナ対策を「無策の菅政権に追随している」と批判。高齢者施設でのPCR検査や無症状者へのモニタリング検査の拡充を挙げ、「コロナ対策最優先の県政を作る」と訴えた。

 選挙戦では、削減された保健所の増加や公立・公的病院の再編見直しなど社会保障の立て直しを掲げた。ジェンダー平等を政策の柱に据え、若者への浸透を狙ってSNSも活用した。最後は、第一声と同じJR博多駅前での演説で選挙戦を締めくくった。

 服部氏は10日、県最西部の糸島市から街頭演説を始め、福岡市内の駅前や商店街などを回った。演説では県職員や副知事として県政に携わった計44年の経験を強調。「小川知事と共有してきたビジョンを引き継ぎ発展させる」として、感染リバウンドの防止や病床数の増加などを訴えた。

 選挙戦では自民県議団から全面的な支援を受け、麻生太郎副総理ら国会議員も応援演説に立った。企業や団体回りにも力を入れた。

 最後の演説は地元のJR小倉駅前に立ち、「共に手を携えて、福岡県の未来の扉を開いていこうではありませんか」と呼びかけた。(山田佳奈、神野勇人)