最も難しい演技をさらり 映画記者が見た東出昌大の進化

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文・石飛徳樹 写真・伊藤菜々子
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 俳優・東出昌大が進化している。新作「BLUE/ブルー」(吉田恵輔監督、公開中)では、才能豊かなボクサー像を気負わない自然な演技で表現する。

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 彼のことを「主役しか出来ない俳優」とアエラで書いたのは5年前だった。スター俳優の資質があるという褒め言葉ではあったが、それはもはや撤回しないといけないだろう。

 昨年の「スパイの妻」では、主役の夫婦を追い詰める憲兵を冷酷に体現。今回の「BLUE/ブルー」では、才能豊かなボクサーの小川を演じた。主人公は小川の先輩である瓜田。松山ケンイチが演じる。理論派だが連戦連敗のボクサーだ。瓜田の人物像を、小川が際立たせていた。

 「役の幅がずいぶん広がりま…

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