ケリー米特使、近く訪中か 気候変動担当、政権高官で初

ワシントン=合田禄
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 米紙ワシントン・ポストは10日、バイデン政権で気候変動を担当するジョン・ケリー特使が近く中国・上海を訪問する予定だと報じた。訪中すれば、政権の高官で初めてとなる。

 同紙によると、ケリー氏は中国の気候変動を担当する解振華・事務特使と面会する見通しだという。ケリー氏は今月、アラブ首長国連邦やインド、バングラデシュを訪問していて、訪中はこのアジア歴訪の一環になる。

 米国は22、23日に気候変動の首脳会議(サミット)を開催する予定で、中国を含む40の国・地域の首脳を招待している。中国側は参加するかを明らかにしていないが、米国は中国と人権や通商の問題で対立する一方、サミットに向けて気候変動問題では協力を取り付けたいねらいがあるとみられる。

 インドを訪問していたケリー氏は8日、現地メディアのインタビューで気候変動問題について「中国と協力してやっていきたい。確信しているわけではないが、希望は持っている」と答えていた。(ワシントン=合田禄)