ダカールラリー優勝 異色社員ドライバーは「諦めない」

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三浦惇平

拡大する写真・図版トヨタ車体社員ドライバーの三浦昂さん=岩下毅撮影

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 「世界一過酷」と言われるダカールラリーで1月、トヨタ車体愛知県刈谷市)のチームが市販車部門8連覇を達成した。参戦車「ランドクルーザー」のハンドルを握る三浦昂さん(38)は、普段は広報も担当する異色の社員ドライバーだ。自動車競技の「素人」はどのようにして、世界最高峰の舞台へと駆け上がったのか。目標を実現するための心構えを尋ねた。

 ――1月にサウジアラビアであった大会で、チームは市販車部門8連覇を果たしました。ダカールラリーは、どんな大会ですか。

 「まず2週間かけて1万キロ近く走るという大会はほかにないでしょう。調子をずっとは維持できません。だから追い込まれながらも冷静に思考できた人が勝てるのです。コースも道があるわけではなく、車が通れる場所を通る。砂漠では、車を立体的に動かすイメージです。ジャンプで障害物を飛び越えることもあります」

諦めたら、絶対に勝てない

 ――コロナ下での開催でした。

 「普段は年間計100日強くらいは海外で実戦を積みますが、今回はコロナの影響で、ほとんど行けなかった。車に乗れず、ネガティブな要素しかありませんでした。しかし、チームのみんなが最後には、『こんなときだけど、大会があってよかった』とポジティブな発想に切り替え、スタートを迎えられました。それがすごくよかったと思います」

拡大する写真・図版ダカールラリーを走る、トヨタ車体の社員ドライバー三浦昂さんが運転するランドクルーザー=1月、サウジアラビア、トヨタ車体提供

 ――大会の途中、車が岩石にあたり、ハンドルを回す力を支える「パワーステアリング」が壊れるトラブルもありました。

 「コースを間違えて慌てて引…

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