マスターズ王者のグリーンジャケット、実は1年後に返却

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 男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントで、松山英樹が11日、日本勢初の優勝を果たした。表彰式で袖を通したのは、マスターズの優勝者に贈られる「グリーンジャケット」。ゴルフ界最高の栄誉、と言えるジャケットだが、1年後には返却しなければならないという。そもそも、このジャケットは何なのか。

 グリーンジャケットが作られたのは、マスターズ第1回大会が開催された翌年の1937年。会場であるオーガスタ・ナショナルGCの会員であることを示すためのもので、大会期間中、会員はジャケットを購入するように促されたという。最初はニューヨークのユニホーム会社から購入していたが、数年後には軽量化された改良版ジャケットをクラブ内の店舗で入手できるようになった。

 49年からは、大会優勝者にも贈られるようになった。誰が優勝するか分からないため、表彰式はだいたいのサイズの「仮ジャケット」を着させられ、その後クラブ内で採寸するなどして仕立ててもらう。

 せっかくのオーダーメイドジャケットだが、1年後にはクラブに返却するのが慣習だ。クラブ内に保管され、優勝者はクラブに来れば着ることができる。

 ちなみに松山が最終ラウンドで選んだウェアは、黄色のシャツと紺色のパンツ。試合後、その理由を問われ、「グリーンジャケットに合うかなと思って」とはにかむように答えた。