稚内沿岸にニシンの「群来」 カモメは海面で争奪戦

奈良山雅俊
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 北海道稚内市のノシャップ岬で12日朝、ニシンの「群来(くき)」が現れ、沿岸から沖に向かって白い帯のように広がっていった。

 群来はニシンの群れが産卵で押し寄せ、ニシンの精子で海が白く濁る現象だ。稚内灯台の東側の宗谷湾に面した海岸で、すぐ沖にある消波ブロック周辺の藻場で産卵したようだ。地元の人がカモメの群れが騒がしく、海をみたら、一帯が白く濁っていたという。

 カモメたちは、海面近くを泳ぐニシンの争奪戦を展開。くちばしでニシンをとらえると、他のカモメに奪われないように慌ててのみ込んでいるカモメもいた。稚内市での群来は昨年は4月10日で、日本海側の海水浴場近くで見られた。(奈良山雅俊)