「マッサン」の町、紹介して200話 町の広報誌コラム

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鈴木剛志
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 北海道余市町の広報誌「よいち」で17年間連載されているコラム「余市町でおこったこんな話」が、4月号で200回に達した。同町はニシン漁で栄え、NHKの朝ドラの舞台として知られる。町の歴史だけでなく、埋もれつつある記憶も掘り起こし、町内外の郷土史ファンから人気を集めている。

 コラムを執筆しているのは、町の人たちから「館長さん」と呼ばれている男性(55)だ。2004年、当時の広報担当者から「読み物のコーナーが欲しい」と執筆者に指名された。

タイトルにひねり無し

 何のひねりもないタイトルもその時から決められていた。「今はこれしかないと思いますが、当時は、そのまんまじゃん、かっこ悪いなあと思いましたよ」と館長さんは笑う。

 初回は同年7月号に掲載された「余高とエゾサンショウウオ」。エゾサンショウウオの生態の解明に取り組んだ余市高校(現・余市紅志高校)生物部の活躍を紹介した。

 「最初は『ネタ』に困らなかった」と館長さん。だが、「100話を過ぎたころから、大変だと感じるようになりました」。昔の新聞や郷土史、学校や団体の記念誌を繰って話題を探し、産業にまつわる話、名所や有名人のこぼれ話、町に伝わる風俗の話を17年間つむいできた。

 当初は昭和30~40年代の…

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