ファーウェイ、日本との取引額「2割減」 米制裁影響か

深圳=西山明宏
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 中国の通信機器大手、華為技術ファーウェイ)は12日、2020年の日本からの部品供給額が約80億ドル(約8800億円)となり、約100億ドルあった19年から2割ほど減ったことを明らかにした。米国による制裁で高性能半導体が手に入らなくなり、主力のスマートフォンの生産台数が落ち込んだことが影響したとみられる。

拡大する写真・図版壇上で説明するファーウェイの徐直軍輪番会長(右)=2021年4月12日、深圳市、西山明宏撮影

 12日に深圳で開かれたアナリスト向け会議で、徐直軍輪番会長が明らかにした。日本企業との取引は続いているものの、取引額は2割減ったと指摘。「日本企業は(米国による)不公平な貿易政策の被害者となっている」と主張した。今年の計画については明らかにしなかった。

 徐氏は米国の制裁で高性能半導体が入手できない問題について、「(半導体の)在庫はそんなに多くあるとはいえない」と危機感を表明。その上で、制裁が長期化しても「生き延びる前提で戦略を考えている」と話した。(深圳=西山明宏)