メジャーVに沸くゴルフ業界 久々の追い風、株価も上昇

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橋本拓樹 森田岳穂、田中奏子、稲垣千駿
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 男子ゴルフのメジャー大会を松山英樹選手が制覇したことを受け、クラブなどを提供している住友ゴム工業などゴルフ用品メーカー各社は販売の押し上げ効果に期待を寄せる。国内ゴルフ関連市場はバブル崩壊を機に縮小が続いており、業界は久しぶりの明るいニュースに沸いている。

 「共に戦ってきた成果が実を結び、関係スタッフおよび社員一同心より喜んでいる」。松山選手をスポンサーとして支えてきた住友ゴムの山本悟社長は12日、コメントを出した。

 2013年に松山選手がプロデビューした直後、子会社だったダンロップスポーツがゴルフ用品を使うスポンサー契約を結んだ。18年に子会社を吸収合併し、今は住友ゴムが直接担当している。住友ゴムのゴルフブランドのうち、松山選手には「スリクソン」のクラブやボールを提供する。

 クラブの開発には選手の意見を最大限取り入れてきた。社員がツアーに同伴するなどしてゴルフ用品の要望を聞き取るが、松山選手はクラブなどに求める要望が他の選手より多いという。住友ゴムでは聞き取った内容をもとに日本で研究中の新素材を使って新しいクラブをつくり、試してもらうなどしてきた。

 ただ、最終的にどの会社の製品を使うかは選手が決める厳しい世界。「今大会でスリクソンを使ってもらえたこともあり、社内は大騒ぎだ」と広報担当者は喜ぶ。コロナ禍の逆風で、住友ゴムのスポーツ事業は20年12月期は7億円の赤字。優勝を機に松山選手が使っていたクラブなどの販売増や、米国での自社ブランドの浸透に期待している。(橋本拓樹)

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