海洋放出の方針決定、韓国メディアも速報 関心高く

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 13日午前に日本政府が福島第一原発の処理水を海洋放出する方針を正式に決めたことを受け、韓国では、ニュース専門チャンネルYTNが日本メディアとほぼ同時に速報。「日本の国内外で強い反発が起きそうだ」と論評するなど、関心の高さを示した。

 韓国メディアは前日の12日から「汚染水」の海洋放出が決まると報道を展開。YTNは「安全性の担保なしに一方的に海洋放出を強行しようとする日本政府に、国内外から強い反発がある」と指摘。首相官邸前での抗議集会など、日本国内の様子も伝えた。

 聯合ニュースは、放出が30~40年続く見込みと紹介。「汚染水を処理しても三重水素(トリチウム)が残るため、韓国や中国など周辺国も憂慮している」と強調した。さらに、「一般国民向けの公聴会は一度も開かなかった」と日本政府の対応を批判し、「波紋は続くと予想される」との見通しを伝えた。

 韓国政府は、韓国内の世論に懸念が広がっていることを強く意識。日本政府が基本方針を決定する前日の12日に、外交省報道官が「韓国国民の安全と周辺環境に直接、間接の影響を与えうることから深刻な憂慮を表明する」とのコメントを出した。コメントでは日本政府に対し、「十分な協議なしに福島原発汚染水の海洋放流を決定するなら、受け入れがたい」と求めていた。