庭に0歳の遺体、生きていると偽り給付金 母に猶予判決

井上潜
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 北海道旭川市の自宅の庭に乳児だった次女の遺体を埋めたとして、死体遺棄罪などに問われた京田麻理乃被告(37)の判決公判が12日、旭川地裁であり、三沢節史裁判長は「死者の尊厳を損ない、社会に与えた影響は大きい」として、懲役2年6カ月執行猶予4年(求刑懲役3年)を言い渡した。

 判決によると、麻理乃被告は夫の陵被告(39)=同罪などで公判中=と共謀し、2019年7月ごろ、同市永山4条3丁目の自宅庭に生後約11カ月の次女の遺体を埋めた。さらに20年6月、市から新型コロナウイルスに関連した特別定額給付金が給付された際、次女が生きていると虚偽の申請をし、次女の分の給付金10万円をだまし取った。

 三沢裁判長は「被告人が罪を認めて反省している」などと、執行猶予を付けた理由を説明した。陵被告の公判は、法廷で陵被告が大声を上げるなどしてたびたび延期され、次回は5月10日に被告人質問が予定されている。(井上潜)