109歳、聖火をつなぐ 「重いんや」ボヤいた後に

米田千佐子、篠原大輔
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 奈良県内で2日間にわたって開催された東京五輪聖火リレーは、191組196人のランナーが様々な思いで聖火をつないだ。

 県内の最高齢聖火ランナーとなる109歳の賀川滋子さんは12日、大和郡山市で聖火をつないだ。

 車いすに取り付けた器具にトーチを固定し、孫の妻である渡辺奈津子さん(47)に押してもらいながら、身を乗り出すようにして沿道の人たちに両手を振った。

元・産婦人科医「私は昔のオリンピック見てるから」

 トーチに火がついたときの感想を問われ、「いよいよ走らんならん、恥ずかしいわ。(トーチが)軽いかと思たら、重いんや」とボヤいた。必死で手を振ったことについては「あんなん、(応援してくれると)思ってやしまへん。うれしいですわ」と話した。

 かつては産婦人科医だった賀川さん。明治から五つの時代を生き抜いてきた。東京五輪については「みんなしっかりやってくれたらええだけや。私は昔のオリンピック見てるからな」。

 奈良県内で2日間にわたって開催された東京五輪聖火リレーはゴールの東大寺大仏殿(奈良市)を目指し、191組196人のランナーが様々な思いで聖火をつないだ。次は大阪へ。(米田千佐子、篠原大輔)