元関脇・麒麟児、67歳で死去 突き押し相撲で活躍

 垂沢和春さん(たるさわ・かずはる=大相撲の元関脇麒麟児、先代北陣親方)が3月1日、多臓器不全で死去、67歳。葬儀は家族葬で執り行った。

 千葉県柏市出身。67年夏場所で初土俵を踏み、74年初場所で新十両、同年秋場所新入幕を果たした。徹底した突き押し相撲で活躍し、88年秋場所に35歳で引退するまで幕内出場1221回、幕内在位84場所を記録した。殊勲、敢闘賞をいずれも4度、技能賞を3度受賞した。

 元横綱の北の湖、2代目若乃花ら実力者がそろった昭和28年生まれの「花のニッパチ」の一人としても親しまれた。昭和天皇が観戦した75年夏場所8日目、富士桜と突っ張りの応酬となった一番は名勝負として語り継がれる。