メンフクロウ4歳、実はメスでした 寝室に行くと卵が

垣花昌弘
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 山口県周南市徳山動物園のメンフクロウのアイ(4歳)が雌だったことがわかった。雄として飼育されていたが、卵を産んでいたのを4日、飼育員が見つけた。動物園の正門付近で、クリッとした大きな瞳で来園者を出迎える人気者。園内外に驚きが広がっている。

 2016年7月、茨城県のブリーダーのもとで生まれ、同年10月に動物園に来た。昨年、研究機関に性別の鑑定を依頼し、DNAの検査の結果、雄と推定されていた。ところが、今年4月4日朝、担当の飼育員が寝室にお迎えに行くと、長さ4センチ、重さ20グラムの卵をおなかの下に抱えているのを発見。びっくりして思わず部屋の扉をいったん閉めたそうだ。卵は無精卵なのでひなはかえらない。

 アイは開園中、雨や夏の暑い日のほかは正門付近で過ごす。ちらっと見ただけでは本物のフクロウとは気づかれず、ときおり首を左右に動かすのを見た来園者から、「これ本物?」という声がよく上がる。

 飼育員の小柳津(おやいづ)未和さん(31)は「たまに『坊ちゃん』と呼んでいたけど、これからは『お嬢ちゃん』。これからもお客さんを笑顔にしてくれたら」。

 鳥類の雌雄の判別は難しく、徳山動物園では55種類156羽を飼育しているが、22種類53羽は性別が不明という。火曜定休。問い合わせは徳山動物園(0834・22・8640)へ。(垣花昌弘)