五輪まで100日、本当に開催できるの? 各地で懸念

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甲斐江里子 荻原千明 伊木緑
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 新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、聖火ランナーは無観客の公園内をめぐり、日本代表選手はオンラインで抱負を語った。1年延期となった東京オリンピック(五輪)の開幕まで、14日であと100日。本当に開催できるのか。開催すべきなのか。関係者の懸念は、強まっている。

大阪 閉めきった公園で聖火リレー

 新たな感染者数が初めて1千人を超えた大阪府では13日、公道での聖火リレーが全国初の中止となり、希望する走者が閉めきった万博記念公園吹田市)内を周回する異例の方式を取った。

 生まれつき身体に障害があり、特別支援学校に通う橋本健亮(けんすけ)さん(15)はトーチを右手で握り、200メートルを走りきった。ビデオカメラを回しながら見守った父洋之さん(48)は「公道でみんなに応援してもらえないのは残念だけど、力強く、堂々と走ってくれてうれしい」と目を細めた。

 園内に入れるのは走者1人につき家族ら4人までに限られ、関係者以外は入場禁止となった。落語家桂文枝さんが前の走者から聖火を受け取り、「オリンピック、いらっしゃーい」。報道陣のカメラのシャッター音だけが響いた。

 「すきまからでも、遠目からでも見られたらと思っていたので残念」。公園近くに住む島内幸代さん(66)は息子、孫と一緒に訪れたが、係員に止められた。「走る人にとっては二度とないチャンス。見る人にもチャンスを与えてほしかった」。厳しい規制を目の当たりにし、「五輪はできると思っておきたいけど、こんなに感染者が増えているなかで、大丈夫かな、と感じます」。

 近くのショッピングセンターに向かう途中に通りかかった同市の50代の女性は、「こういう場所があってよかったんじゃないですか。コロナ禍だし、誰にも迷惑をかけなくていいと思います」と話した。近くにいた大阪府豊中市の男子高校生(16)は「他のことはたくさん中止になっているのに。五輪だけやるのはおかしな話」と疑問を投げかけた。(甲斐江里子)

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