本屋大賞、町田そのこさん「52ヘルツのクジラたち」

興野優平
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 全国の書店員が「いちばん売りたい本」を投票で選ぶ第18回本屋大賞が14日発表され、町田そのこさん(41)の長編小説「52ヘルツのクジラたち」(中央公論新社)に決まった。

 受賞作は親から虐待を受け、いまも心に傷が残る女性が主人公。生きづらさを抱える人びとの、声なき声を描いた。

 町田さんは福岡県出身。2016年に「女による女のためのR―18文学賞」大賞を受賞し、翌年、この受賞作を含む連作短編集「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」(新潮社)でデビューした。今回の受賞作が初の長編だ。

 今回の本屋大賞は19年12月~20年11月に国内で刊行された小説が対象。全国の書店員の投票で大賞が決まった。(興野優平)