東芝の車谷社長が辞任 業績で成果、株主とは対立

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小出大貴、鈴木康朗
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 東芝は14日、車谷暢昭社長(63)が辞任し、後任に前社長の綱川智会長(65)が復帰する人事を発表した。東芝の再生が完了したため、などと説明したが、株主や社内の不信感を背景に辞任に追い込まれたのが実態だ。車谷氏の「古巣」である英国系投資ファンドの買収提案から1週間。経営は混乱し、トップの交代に至った。

 東芝はこの日、臨時の取締役会を開いた。英国系投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズからの買収提案に伴う株主への対応を話し合うため、として招集した。車谷氏から、すべての役職を退くとの申し出があり、了承した。

 車谷氏は元三井住友銀行副頭取。18年4月に東芝会長に就いた。不正会計が発覚した東芝の企業統治の改善や、米国の原子力発電所事業の失敗による経営危機からの立て直しを任され、20年4月には社長に就任していた。

 再建計画に近い業績を上げてきた一方、子会社を含む不正取引など企業統治の不備を背景に、大株主である海外ファンドと対立。こうした経営に、不満は社内でも膨らんでいた。

 社外取締役でつくる指名委員…

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