第2回経済の「中国外し」、米に迫られる恐れも 板挟みの日本

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拡大する写真・図版日米首脳会談 6つの見どころ

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 菅義偉首相は16日(米国時間)、バイデン大統領との首脳会談に臨みます。軍事だけでなく、経済を含んだ安全保障も主要な議題となる見通しです。ワシントン駐在経験を持つ外交・安全保障担当の佐藤武嗣編集委員による見どころ解説は、2回目。今回は④経済安全保障⑤日米の防衛協力⑥気候変動、について取り上げます。

 「安全保障」と「経済」を組み合わせて国際社会で影響力を行使する「経済安全保障」をめぐり、米中が激しい応酬を繰り広げています。米国は軍事にも応用できる機微技術や製品の供給網から中国を分離しようと躍起で、日本にも同調を求めています。バイデン氏が日本にどのように働きかけるかが注目されます。

 バイデン政権は3月、当面の安全保障戦略の指針を発表。軍民融合を進め、米国の技術覇権を脅かす中国を名指しし、「唯一の競争相手だ」と敵対心をあらわにしました。

 なかでも、半導体など機微技術が米中対立の「主戦場」です。バイデン政権はトランプ前政権と異なり、米国単独ではなく、日本など同盟国を巻き込んで対中牽制(けんせい)を強める方針を打ち出しています。対中輸出規制のほか、3月の日米外相会談でも、中国締め出しを念頭にサプライチェーン(供給網)構築で日米連携する方針が盛り込まれました。

技術供給、国内企業への打撃も

 ホワイトハウスのサキ報道官…

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