菅首相、コロナ拡大「大きなうねりとまでなっていない」
新型コロナウイルスの感染が再拡大し、大阪府では1日あたりの新規感染者が1千人を超えるなか、菅義偉首相は14日の参院本会議で、「第4波」に入っているのではないかと認識を問われ、「全国的な大きなうねりとまではなっていない」と答えた。
参院本会議では、立憲民主党の杉尾秀哉氏が関西や首都圏での再拡大に触れ、「こうした危機的状況でも、第4波ではないと言い張るのか」と質問した。
これに対し、首相は「現時点で全国的な大きなうねりとまではなっていないものと考えている」と回答。その上で「関西圏など特定の地域を中心に急速に感染拡大が進んでいる状況にあり、政府としては強い警戒感をもって対応すべき状況にある」と述べた。
首相は5日の参院決算委員会でも「第4波」ではないかとの野党の指摘に対し、「第4波という全国的な大きなうねりとまではなっていない」と答弁。8日の衆院本会議や、12日の衆院決算行政監視委で同様の説明を繰り返している。
こうした首相の認識について、野党議員からは「日本中がコロナまみれにならないと、首相は動かないということか」と批判の声もあがっている。
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