めざすは和のバーバリー 伝統工芸から新ブランド誕生

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横川結香
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 多くの人に親しまれるチェック柄に特化したブランドがこの春、福岡県筑後地方から生まれた。その名も「シマオリチェック」。伝統的な織物である「久留米縞織(しまおり)」をもとに、織元や学生、デザイナーが手を組んで考案した。

 久留米縞織は、縦じまが特徴の織物で、100年以上前から筑後地方で作られてきた。近年は後継者不足や衣類の大量生産化のあおりを受け、筑後染織協同組合(福岡県筑後市)によると、代表的な商品である綿入りはんてんの出荷高は、1960年代の年7億円規模から3億円規模にまで落ち込んでいる。

 危機感を覚えた組合は、2018年に「復活プロジェクト」を立ち上げた。ファッションに関心の高い20~30代の女性を取り込もうと、昨年、ファッションを扱う学科がある香蘭女子短期大学(福岡市)の学生らとデザインを考える企画を実施。そこで「しまとしまを掛け合わせ、チェック柄にしてはどうか」という案が持ち上がった。

 プロジェクトに携わる織元「宮田織物」(筑後市)の森聡美さん(43)は、「そんな考えもあるんだと驚いた。しま柄から離れた発想は、ご法度だと思っていた」と話す。

 今回商品化が決まった柄は4…

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