称賛されたキャディーの一礼 松山と先輩も語った

木村健一
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 米男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメントで初優勝した松山英樹(29)と組んだ早藤将太キャディー(27)の振る舞いが注目を浴びている。

 最終日の11日、松山が優勝パットを沈めた最終18番のグリーン。早藤キャディーは黄色い旗ざお(ピン)をカップに戻し、かぶっていた緑の帽子を取って、コースに向かって一礼した。

 米スポーツ専門局ESPNがこの場面をツイッターで発信すると、170万回以上、再生された。元世界ランキング1位で、日本のツアーでも優勝したリー・ウェストウッド(英)はツイッターで、「私がスポーツやゴルフを見てきた中で、おそらく最もふさわしく尊敬に値する振る舞いだ」と称賛した。

 松山は11日午後11時ごろ、この映像を初めて見て、「こんなことをしてたんだ」と思ったという。14日の会見で「いい行動をしたんじゃないか、と。僕も一緒にできたらよかったなと思っています」と話した。

 2013年から18年まで松山のキャディーを務めた進藤大典さん(40)は早藤キャディー、松山と同じ高知・明徳義塾高、東北福祉大の出身。「かわいらしい弟みたいな存在」という後輩の行動をこう見る。「明徳義塾はあいさつや礼儀を重んじる学校。優勝して、報われた瞬間、コースへの感謝の思いがあふれてきて、ああいう行動に突き動かされたんだと思う」

 早藤キャディーにとっては初めてのツアー優勝だった。「明るくて、礼儀正しくて、自分を持っている。メジャーチャンピオン、おめでとう」と祝福の言葉を送った。(木村健一)