冷え込む米中、気候分野で協力模索 ケリー米特使訪中 

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ワシントン=合田禄、上海=奥寺淳
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 米バイデン政権で気候変動を担当するジョン・ケリー特使が14日、中国・上海を訪問する。同政権の閣僚級が訪中するのは初めてで、中国で気候変動を担当する解振華・事務特使と会談する。米中は台湾など安全保障や人権をめぐる問題で対立が深まるなか、気候変動の分野で協力の糸口を探るとみられる。

 米国務省は13日、ケリー氏が14~17日に中国と韓国を訪問すると発表。ホワイトハウスのサキ報道官は13日、中国との関係を再建するのか問われ、「私たちはさまざまなレベルで関与している。関係は対立ではなく競争であると考えている」と述べた。

 バイデン政権は「気候変動は外交の中心」との方針で、中国とも温暖化対策では協力できると明言してきた。バイデン氏の呼びかけで、22、23日にオンライン方式で気候変動の首脳会議(サミット)を開催する予定で、中国の習近平(シーチンピン)国家主席を含む40の国・地域の首脳を招待している。

 バイデン政権が気候変動外交を進める象徴がケリー氏だ。オバマ政権の2期目に国務長官を務め、2015年に地球温暖化対策のルールを定めた「パリ協定」を採択した国連気候変動会議(COP21)でも、最前線で議論した立役者。米代表としてパリ協定に署名した当事者でもある。

 ケリー氏はサミットへの協力…

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