福岡・豊前市、知事選の無効票を1票増やして帳尻合わせ

小浦雅和、藤山圭
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 福岡県豊前市が、11日の県知事選と市長選、市議補選の開票作業で投票総数が1票足りず、「持ち帰り・不受理・その他」とすべきものを「無効投票」として県選挙管理員会に報告していた。市選管が14日、取材に明らかにした。

 市選管によると、有権者1人の三つの選挙の不在者投票用紙が入った封筒3通の署名が本人と違うため、「不受理」にした。選管事務局長は把握していたが、開票作業にあたる職員には伝えなかった。不受理は投票総数に含まれないため、開票で1票足りなくなり、帳尻合わせで投票総数に含まれる「無効投票」を1票増やした。市は14日、「県選管に報告した数値に誤りがあった」と発表したが、発表した書面でつじつま合わせをしたとは説明していない。開票作業をした職員の判断と説明している。

 豊前市選管はまた、県知事選の期日前投票者数を県選管に報告する際、誤って市長選の投票者数を伝えていた。県選管は13日、期日前投票の総数を39万6368人から39万6398人に修正した。投票率や両候補の得票率に影響はない。(小浦雅和、藤山圭)