EU、ワクチン契約を倍増へ 米ファイザーから調達交渉

新型コロナウイルス

ブリュッセル=青田秀樹
[PR]

 欧州連合(EU)は14日、ドイツのバイオ企業ビオンテックと米製薬大手ファイザーが共同開発した新型コロナウイルスワクチンについて、18億回分の追加供給を受ける交渉を始めた。承認済みの4ワクチン全体の契約量を倍増させる規模だ。効果が衰えぬよう繰り返し接種する必要が出てくる可能性があるうえ、新たな変異株の登場にも備えるという。

 EUのワクチン調達は、加盟国を代表して欧州委員会が製薬会社と契約を結ぶ形をとっており、フォンデアライエン委員長が声明を出して発表した。2023年までの供給を視野に交渉を進める。米ファイザーとは6億回分の供給契約を結んでいるが、その3倍の量を追加する。同社は生産能力の拡大を進めており、秋以降に予定していた5千万回分が6月までに届く見通しになったという。

 一方、米ジョンソン・エンド・ジョンソン製のワクチンは、ごくまれな事例ながら血栓が生じる副反応への懸念が米国で持ち上がっている。EUへの供給遅れが拡大しても、ファイザー製のワクチンで一定程度の埋め合わせができそうだ。(ブリュッセル=青田秀樹)

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]