米の仮想通貨交換業者コインベースが上場 時価7兆円

ニューヨーク=真海喬生
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 暗号資産(仮想通貨)の交換業大手、米コインベースが14日、米ナスダック市場に上場した。時価総額は約653億ドル(約7兆1千億円)で、米ニューヨーク証券取引所を傘下に持つ米インターコンチネンタル取引所など、株式や金融派生商品を扱う世界の取引所とほぼ同規模となった。ビットコインをはじめとした仮想通貨の値上がりによる好業績に加え、上場を機に仮想通貨がさらに普及して収益が拡大するとの期待から高値がついた。

 コインベースは2012年に設立され、現在の利用者数は5600万人と米国で最大規模。三菱UFJフィナンシャル・グループも出資する。主な収入源は仮想通貨の売買を仲介して得る手数料で、今年1~3月期の売上高は18億ドル(約1960億円)、純利益は最大8億ドル(約870億円)を見込むなど業績は好調だ。

 背景には仮想通貨の値上がりがある。仮想通貨は株式や為替よりも取引時の手数料が高い。米電気自動車大手のテスラがビットコインへの投資を発表したことなども好感され、ビットコインはこの1年で10倍近くに値上がりしている。(ニューヨーク=真海喬生)