米大統領、台湾へ非公式代表団を派遣 蔡総統と夕食会

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ワシントン=園田耕司 北京=高田正幸
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 バイデン米政権は13日、アーミテージ、スタインバーグ両元国務副長官、ドッド元上院議員の3人を非公式代表団として台湾へ派遣した。米国の台湾支援を定めた台湾関係法制定42周年にあわせ、バイデン大統領が3人に要請したという。

 台湾外交部(外務省)によると、アーミテージ氏ら代表団は蔡英文(ツァイインウェン)総統の夕食会に参加するほか、行政院長(首相)らとも会談する。3人が代表団に選ばれたのは「台湾と長年親密な関係にあり、バイデン氏と個人的に近い」(米政権高官)ことが理由という。

 バイデン政権は外交・軍事両面で中国の圧力にさらされている台湾への支援に力を入れている。9日には米国務省が米国と台湾の当局者同士の接触規制を緩和する新しい指針を策定。米台当局者の実務者会合が連邦政府庁舎や、台湾の在米大使館に相当する駐米台北経済文化代表処の建物内で開催できるようになる。

 今回の代表団派遣も米台間の交流を活発にする取り組みの一環とみられる。ただし、バイデン政権は中国を正当な国家と認める「一つの中国」政策を変える考えはなく、今回の代表団を「非公式」と位置づけたのも、台湾関係法に基づく台湾との非公式な外交関係を踏み越えないというメッセージもあるとみられる。(ワシントン=園田耕司

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