顧問「廊下で100回練習」指導後 吹奏楽部の生徒転落

石村裕輔
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 兵庫県宝塚市立中学校で2019年6月、吹奏楽部の生徒が校舎4階から転落して重傷を負った事故があり、市教育委員会は15日の市議会文教生活常任委員会で調査結果を明らかにした。転落は「突発的に飛び降りたと考えられる」とし、「顧問の指導が直接の原因になったことは否定できない」としている。

 外部専門家で構成する「市子どもの権利サポート委員会」が調査した。調査報告書によると、生徒は吹奏楽部の部活中、演奏するトライアングルについて、顧問の教諭から「廊下で100回たたいてこい」と、音楽室の外で個人練習するよう指示され、その後、転落したという。

 報告書は、生徒が練習してもなかなかうまく合わせることができず、部員に迷惑をかけている罪責感や、他の部員が顧問から叱責(しっせき)されるのを見ての恐怖感があったことなどを指摘した。(石村裕輔)