「裸キムチ男」の衝撃、韓国を襲う 中国産の不買運動も

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ソウル=神谷毅
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 裸の男が下半身を白菜の山に埋めて作業をし、その近くではショベルカーが白菜をかきまわす――。韓国では3月から、中国でキムチを作る様子とされるこんな映像や写真が拡散し、中国産キムチの不買運動が広がっている。不安の高まりを受け、韓国食品医薬品安全庁は15日、「輸入キムチ安全安心対策」を発表した。

 韓国の人々の「ソウルフード」といえるキムチ。食堂などでは特に注文しなくてもおかずとして出てきて、おかわりも自由だ。だが、約77万トンの市場規模(2019年)のうち、約4割を主に中国からの輸入に依存する。韓国産と比べて価格が安いため、食堂などで出てくるキムチのほとんどは中国産だ。

 そこに降ってわいた中国のキムチ工場のものとされる「裸キムチ男」騒動。韓国の国立農産物品質管理院が3月下旬に全国3200余りの食堂などを緊急調査したところ、原産地の虚偽表示など130件が見つかり、不安をさらに増大させた。

 食品医薬品安全庁が衛生管理を徹底する対策づくりに乗り出し、15日にその内容を発表した。記者会見で担当者は、「裸キムチ男」が漬けていたキムチは「韓国国内には一切輸入されていない」と強調。対策の目玉として「全ての国外のキムチ工場の現地調査」と「輸入キムチ世界地図の作製」を挙げた。

 現地調査は同庁に登録されている109工場が対象で、新型コロナウイルスの流行で現地調査が難しければリモート映像を通してでも調査するとしている。

 輸入食品に対する不安を和ら…

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