森林公園でグランピング 松江市が新装

杉山匡史
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 松江市が再整備していた「宍道ふるさと森林公園」(宍道町、標高約120メートル)が新装オープンした。新たにホテル並みの充実した設備でキャンプが楽しめる「グランピング」棟や、テントの大型化に対応する区画などを設けた。

 1993年4月に開園した。総面積約37・6ヘクタール(県有地30・4ヘクタール、市有地7・2ヘクタール)。ログハウスやキャンプ場もあり、カフェに併設して新設した展望デッキからは、宍道湖と出雲空港の離着陸も一望できる。市中心部から車で約30分と交通アクセスも良い。

 山陰両県や関西などからの宿泊利用は2018年度が約6万5千人、19年度は約6万人と例年6万人を超える。20年度は新型コロナの影響と老朽化が進んだ施設の再整備に伴う休園で、営業は6~9月に限られたが約1万5千人あった。

 新設したグランピング棟は平屋建てで計3棟(定員各6人)。園内最大規模で、暖色系の2色のスペイン瓦を組み合わせた屋根が特徴的だ。家具類は上質なものを採用し、ハンモックもある。屋根付きテラスではガス式のグリルでバーベキューも楽しめる。

 オートキャンプ場は29区画。12区画が新設で、このうち10区画はテントの大型化に対応して1区画が縦10メートル、横13メートルもある。車も止められて電源もある。

 改装で外壁がカラフルな色になったレイクビューコテージ4棟は、宍道湖などの景色が楽しめるようベランダを外し、窓も大きくして開放的にした。

 いずれも建築資材の一部に県、市産材を、ベンチやテーブル、子どもの遊び場にもなる石には来待石を用いた。一帯の再整備に伴って、3面あったテニスコートなどは廃止した。

 今回の再整備は施設が老朽化したことや、公園を滞在型観光、にぎわい作りの拠点と位置づけ、日帰りも含めた新たな利用客の拡大とリピーター増を目指して実施した。事業費約3億7千万円は国の交付金と起債などで賄った。

 公園長の中林直行さん(45)は「室内は子どもをはじめ、ファミリー層も楽しめる工夫を凝らした。多くの利用を期待しています」と話す。

 営業は午前8時~午後10時で、スタッフが24時間常駐する。9月30日までの予約を受け付けているが、大型連休や週末を中心に埋まっているという。入園料など詳細はホームページ「松江市宍道ふるさと森林公園」で。問い合わせは同公園(0852・66・2500)へ。(杉山匡史)