祇園祭の山鉾巡行が中止 2年連続は「第二次大戦以来」

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北村有樹子
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 2年連続で山鉾(やまほこ)巡行の中止が決まった祇園祭。15日、京都市中京区で記者会見を開いた祇園祭山鉾連合会の関係者は「苦渋の決断」などと残念がった。

 中止は午後、各山鉾の代表者らが集まる「保存会代表者会議」で決まった。関係機関に警備やボランティアの依頼などの調整が必要で、このタイミングでの判断が求められた。

 取りやめるのは、7月17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)の山鉾巡行。2019年はそれぞれ23基と11基が巡行した。宵山や神輿渡御(みこしとぎょ)など、ほかの行事については、新型コロナウイルスの感染状況を「十分に踏まえて」決める。

 連合会の木村幾次郎理事長は記者会見で、「まん延防止等重点措置の対象になるなど、状況が悪くなった。安全確保は難しい。まさか2年続けてこうなるとは考えていなかった」と判断理由などを語った。会議では「巡行して疫病退散をしたい」「(感染防止などの)対処がたいへん」など様々な声が出たという。

 西脇隆俊知事は「来年こそは実施され、京都が世界に誇る伝統文化を継承・発展いただけますよう、感染拡大防止に向け、全力で取り組む」とのコメントを発表した。

 京都市門川大作市長も「山鉾巡行の2年連続の中止は第二次世界大戦時以来であり、断腸の思いと拝察します。私も祇園祭に深くかかわってきた人間の一人として、誠に無念であります。伝統に輝く祇園祭の山鉾巡行さえ休止せざるを得ない危機的な感染状況ではありますが、市民の皆さまとともに、この危機を乗り越えるため全力投球してまいります」などとコメントを出した。(北村有樹子)

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