初代コーラ缶にクールミントガム…レア商品南極から帰還

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中山由美
【動画】56年前の初代缶入りコーラや初代デザインのガムも……。南極観測隊に同行=中山由美撮影
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 南極大陸で昨秋見つかった56年前の初代缶入りコーラと初代デザインのガムが15日、東京都立川市国立極地研究所南極観測隊からメーカーに贈られた。雪と氷の世界から届いた「タイムカプセル」に「驚きとロマンを感じる」と関係者は喜んだ。

 61次越冬隊が持ち帰ったのは、1965年に日本で初めて発売された缶入りコカ・コーラと、ペンギンが描かれた初代デザイン(60年発売開始)のクールミントガム。昨年9月、隊員が昭和基地から8キロ弱の大陸沿岸「向岩(むかいいわ)」に観測に出かけた時に見つけた。どちらも中身が入ったままだった。

 今春帰国した青山雄一・越冬隊長が両社に手渡すと、日本コカ・コーラ渋谷区)のマーケティング本部の佐々木章乃さんは「半世紀前、過酷なミッションに臨む観測隊にさわやかさを提供できたことを誇りに思う」と話し、ロッテ(新宿区)のブランド戦略部の毛利彰太さんは「南極から着想を得たデザインのガムがここに戻ってきたことに非常に大きいロマンを感じる。どんな状態か分析してみたい」と話した。

 さびたコーラ缶には「コカ・コーラ」とカタカナで描かれている。同社によると、日本で初めて缶入り(250ミリリットル)が発売された65年当時のデザインで、プルトップはなく、缶切りで穴を開けるタイプ。1~2年ほどしか販売されず、同社にも残っていない希少な商品だ。

 クールミントガムは、南極のペンギンをデザインした包装で、60年誕生時の初代デザイン。観測隊とは古い縁がある。ロッテや元観測隊員の記録では、56年の1次隊出発前、西堀栄三郎・越冬隊長が依頼し、同社がビタミンやミネラルを配合したガムを開発して寄贈した。長期保存でき、赤道通過や零下50度でも劣化しないようにした。

 また、コーラとガムのそばに…

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