現場のCO2濃度、通常の525倍か 駐車場死亡事故

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 東京都新宿区マンションの地下駐車場で作業員4人が死亡した事故で、発生から約1時間後に現場の大気中の二酸化炭素濃度が約21%に達していたことが東京消防庁への取材でわかった。通常の約525倍の数値だという。警視庁は16日、業務上過失致死容疑で現場検証を始めた。

 警視庁によると、亡くなったのは相沢学さん(44)=東京都東村山市廻田町1丁目=、会社役員の上邨(うえむら)昌弘さん(58)=東京都足立区古千谷本町1丁目=、会社員上邨昇巨(のりきよ)さん(59)=同区江北3丁目=、会社員大川拓馬さん(27)=住所不詳=の4人。ともに作業をしていた男性(28)は重症で、いずれも二酸化炭素中毒の可能性が高いという。現場にいた30代の男性エンジニアは地上に避難し、命に別条はないという。

 事故が起きたのは15日午後5時過ぎ。地下1階の立体駐車場で、火災が起きていないのに何らかの原因で消火設備が作動した。消火設備は二酸化炭素を充満させて火を消す仕組みで、酸素濃度が急激に下がったとみられる。作業員らはこの日、朝から老朽化した天井の石膏(せっこう)ボードの張り替えをしていた。当時は作業を終え、片付けをしていたという。

 捜査関係者によると、消火設…

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