中国1~3月期GDP、過去最高の伸び コロナの反動

北京=西山明宏
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 中国国家統計局が16日に発表した今年1~3月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質成長率が前年同期比18・3%だった。1992年の統計開始以降で過去最高で、4期連続のプラス成長となった。昨年1~3月期は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で成長率が初めてマイナスだったため、反動で大きく伸びた。

 主要国で唯一のプラス成長となった昨年から引き続き、投資が景気回復を引っ張っている。この日発表された1~3月期の政府や企業による固定資産投資、住宅などの不動産開発投資はいずれも同25・6%増と、高い伸びを示した。企業の生産状況を示す鉱工業生産は同24・5%増。コロナ禍でマスクや医療機器、在宅勤務が増えたことによるパソコンなどへの需要が世界中で高く、輸出が好調。1~3月期で同49・0%増となった。

 遅れていた消費の回復も進んできた。1~3月期の小売総額は前年同期比で33・9%増。宝飾類や自動車などが売れているほか、外出制限の影響で1年前は大きく減少していた飲食店での消費額は同75・8%増を記録した。3月の失業率は5・3%で、前月から0・2ポイント下がった。(北京=西山明宏)