五輪の前にPCR検査拡充を 札幌で医療従事者が訴え

斎藤徹
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 五輪開催の前に、医療従事者にPCR検査を――。北海道医療労働組合連合会(道医労連)が16日、東京五輪のマラソンが開かれる札幌市中央区の大通公園付近で「最優先すべきは、五輪よりも安心して医療活動ができる体制を確立することだ」と訴えた。

 道医労連には道内約6千人の看護師や介護福祉士が加入する。新型コロナウイルスの感染拡大で、医療・介護現場では日々、感染におびえながら医療活動をしているという。道医労連は、安心して医療活動ができるよう、国や道に対し、すべての医療従事者が定期的にPCR検査を受けられるよう求めているが実現していない。

 夜勤明けで抗議活動に駆けつけた札幌市の看護師女性(37)は「自分が感染しないか気にかけながら仕事を続けているが、限界に近い。五輪には反対ではないが、今のままで大勢の観客が来道したら医療現場が崩壊しかねない」と話した。(斎藤徹)